2009年4月23日木曜日

南三条界隈かわら版 第3号②

年末12/30まで、年始は1/3から

 札幌へ来て32年になる。
 76年、街は発展期の中、若さと活気に溢れ、この街の可能性に魅力を感じ、多くの人との出会いが、気持ちを一層高めていった。
 最初の大事な出会いが『和田珈琲店』だった。
 オレが店を知った時、そこは開店して一年にも満たないフレッシュさに満ち、さわやかな店内に窓から差し込む陽射しは暖かく、それは自分にとってまさに理想の店だった。
 初めて聴くすばらしい音楽と個性的な会話、そして珈琲の香りが充満していた。
 オレにとって音楽を楽しむ事、そしてその空間としての原点がそこに有る。
 時代に流される事の無い不変的な何かが、自分の中に有り、今夜も二日酔いで借金と支払いに追われる自分を突き動かしている。
 店主の和田博巳さん、オレはあの幸せな日々を忘れません。