2009年4月24日金曜日

南三条界隈かわら版 第4号⑥

「ROCKなMOVIE 古今東西」
 ちょっと前までこの辺りは、映画館がたくさん有った気がする。と言うか、映画を見るためには二条、三条へと足を運んだと思うのだ。
 勿論、今でもKINOを始め、東宝プラザ、スガイ等、健在ではあるのだが。
 さて、わたくし暇にまかせて、結構、映画を見ておるのです。そんな訳で、昨年見た中で、自分勝手ではありますが、チョットROCKな映画を並べてみたいと思います。
 まず『ONCE』
 プロを目指すシンガーソングライターが、最後プロに成るという話なのだが、全体的な“ゆるさ”が、たまらなく良かったのです。
 邦題に『ダブリンの街角で』と付いていて、アイルランドの話なのですが、劇中歌も彼らの自作で(これまた、美しい曲なのだ)、ゆったりしてしまったのです。
 次が『アクロス・ザ・ユニバース』
 全曲ビートルズの曲を使った、ミュージカル仕立てのラブストーリー。彼の名前が「ジュード」、彼女が「ルーシー」という感じで、曲の歌詞をうまく使いながらストーリーを組み立てたおもしろい作品でした。
 お次は、誰が見たって“こいつはボブ・ディランだろ”という架空の人物を登場させ、それを6人の俳優に演じさせるという方法を取った『アイム・ノット・ゼア』(このタイトルもディランの曲)。とても不思議な映画でした。
 事故死する前のヒース・レジャーは、本人ともダブる様な演技で迫力がありました。
 次に『GSワンダーランド』というのが有りまして、GSとは、当然グループサウンズの事であります。
 当時の話を「こういうバンドが有ったな」「こういう奴、居たよなあ」と、40年前のマニアネタが盛り沢山という、もう楽しい映画でした。
 最後に『ヤング@ハート』の話を。
 平均年齢80歳というコーラスグループなのですが、レパートリーがストーンズ、JB、Bディラン、トーキングヘッズ、ラモーンズそしてソニックユースとROCKな曲ばかり。
 当然、御年寄りばかりのグループですから、寿命をまっとうする方も居られるわけです。
 それも含めてトレーニングやライブや日常の生活を映しているのですが、実はこれ、ドキュメンタリーなのです(ビックリ、もう最高!)
 07年の映画なのですが、劇中でアラン・トゥーサンの「Yes We Can」を唄うのですが、きっとオバマは、このグループをどこかで聴いたはずだ!

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