2009年4月25日土曜日

南三条界隈かわら版 第5号⑤

『松山東署事件・その2』
 店内は、なぜかお客さんの頭だけ。理由はホステスさんの頭はお客さんの股間に有るからです。
 モーリーに付いてくれたホステスさんも、気が付くと股間に忍び寄ってきていました。
 その頃のモーリーは、まだ経験も少なく、成すがまま。キュウリがパパ。ただ快感に身をゆだね、あんな事やこんな事をされ、そして果てたのです。
 それから、オシボリで後始末をしてもらい、余韻の中でビールなんぞを飲んでいる時でした。
 突然、店内が明るくなると、背広姿の男達が雪崩れ込んで来たのです。そしてモーリーの所にも来ると、警察手帳を見せながら「ご協力をお願いします」と言う訳です。
 呆然とするモーリーの前に照度計を取り出すと「○○ルクスです、確認をお願いします」と指差すので、小さく「はい」とだけ答えました。
 その後、警察の方が「お客さんは外に出てください」と言うので外に出ると、今までお店(紹介が遅れましたが、店名は『ファンシーサロン あ・い・う・え・お』です)にいた、お客さんたちがザワザワとしていました。
 モーリーは某団体職員でしたので「ヤバイ、これ以上、関わったら首が飛ぶ」と思い、一緒に行ったK氏とその場を離れようとしたのです。
 ところが、もう一人のS氏が店員に「こんな事だったら、金返せ!バカタレが!」などと詰め寄りまして、人の良さそうな刑事さんが「そんなに文句が有るのなら、警察に来て話しなさいや」と言うもんですから、S氏は警察に行く事となってしまいました。
 これを見ていたモーリーとK氏は「本当にヤバイ!」と知らぬ顔で立ち去ろうとしたのですが、S氏に後ろから「お前ら、俺だけ警察に行かせる気か!」と罵声を浴びせられ、泣く泣く松山東署に同行する事となったのです。
つづく